エコバッグのこれから

お知らせ

2020年4月からUNIQLO、GUなどが今まで無料だったレジ袋を有料化すると発表し反響がある反面、マイバック、エコバックへ関心が以前にも増して高まっております。今回はそんなマイバック、エコバックの歴史について紹介していきます。

買い物カゴとして日常に浸透

買い物カゴとして・・・

そもそもエコバッグとは、環境活動(エコロジー)から生まれたバッグのことをいい、自分で持参するバックからマイバックとも言われております。一昔前、1950年代くらいまでは、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどは存在しておらず、野菜は八百屋へ魚は魚屋へ買いに行くといった時代でした。

その時代では、自分でカゴを持参し、それぞれの店で買ったものをカゴへ詰めて持って帰るという姿が一般的でした。そもそもプラスチック製の袋など存在もしていなかったようです。その結果、プラスチックのゴミなども存在しておりませんでした。

サザエさんのアニメでも家から買い物カゴを持って、八百屋、魚屋へ行き、買い物をして、買ったものを持参したカゴに入れて持って帰る。そんなサザエさんの姿を観たことがある方も多いかと思います。

レジ袋の登場

1970年代になると日本の高度経済成長に伴い、様々な技術の進歩の中で、丈夫でより安価なプラスチックの大量生産が可能となりました。その結果、ポリエチレン製のレジ袋が急速に普及したとも言われております。

また、ほぼ同時期にコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの小売店も流行りだし、1つの店で気軽に好きな時に買い物が可能となったことから、マイバックを持ち歩かなくても店でレジ袋がもらえるというスタイルが流行り始めました。

マイバッグ運動

布製バッグ

しかし、その後1973年のオイルショックに始まり、環境問題への関心の高さから、石油資源のムダ遣いを見直す運動や、ゴミ処理場問題や増え続けるゴミ問題などをきっかけに買い物時にはその店専用の布袋を導入したり、レジ袋の再利用促進などの啓発活動が徐々に盛り上がっていくこととなりました。その中でも「マイバッグ運動」と呼ばれる運動が流行るなかでマイバッグの認知度・需要が高まってきましたた。

「マイバッグ運動」とは、ポリエチレン製のレジ袋の過剰な消費から繰り返し利用できる自分専用の布製などのマイバッグの使用へと切り替えることで、ゴミの削減や、それに伴う二酸化炭素などの温室効果ガスの削減、ポリエチレン製のレジ袋の原料となる原油の節約(資源保護)などを目的とした運動と言われております。

エコバッグの上陸

また、1990年代にはエコバッグというものが日本に初上陸したと言われております。もともと海外、特に環境先進国とも呼ばれているドイツでは1970年代からエコバッグが一般敵に認知・使用されておりました。ドイツでは、「テューテ」とよばれ、ちょっとした入れ物・手軽な袋という意味があります。

ドイツでは、買ったものを持って帰るための袋が日本のように無料では渡されず、基本的には有料の店が多いため、エコバッグを持っていないと買い物ができないといわれるほどエコバッグが生活必需品となっていました。そのため買い物時にはほぼ全員、エコバッグを持参して買い物をするという文化だそうです。

そんなドイツの文化にも影響を受けて、1992年にエコロジーショップを運営していた株式会社GAIAプロジェクトが日本で初めてエコバッグを導入・販売を開始してたと言われております。その後様々な環境問題に対するエコロジーブームを背景に、ダイエーや西友、イオンなど大手流通メーカーが、1994年頃から同様の布製バッグの販売を始めました。

その際、エコバッグという用語はGAIAが商標権を持っていたため、マイバッグなどの用語を用いたと言われております。これら大手流通メーカーでは、レジ袋を使用しない消費者に対しての5円程度の割引サービスとエコバッグの販売(多くは100円程度)を併用したため、マイバッグ運動=レジ袋削減運動というイメージが定着しました。

その後、温室効果ガスによる地球温暖化への世間の関心の高まりを経て、大手スーパーではレジ袋の無料配布を完全に中止したり、エコポイント制の試験的導入など、様々なサービスが実践されております。

進化するエコバッグ

そんなエコバッグですが、今までの買い物袋=使い捨てというイメージとは打って変わって、またマイバッグとも呼ばれることから、毎日のお買い物を楽しく快適にする、そして環境にもやさしい、自分専用の買い物袋というイメージになりました。

そのため、様々な大きさやカプセル型に折りたためるなどの機能性に特化したバッグや、最近ではファッションブランドでも取り扱われるなど、おしゃれなデザインも取り入れられ、さらなる注目を浴びております。